デュエリストIDカードに隠されたメッセージを紐解いてみた。

早速ですが、皆様は遊戯王カードの公認大会で必要となるデュエリストI.D.カードには遊戯王というコンテンツそのものに敬意を払う粋な演出がなされていたことをご存知でしょうか。多分、殆どの人は知らないかと思いまして、今回はそれをご紹介しようと思い記事にしてみました。

・初代デュエリストI.D.カード

遊戯王コレクションの世界

※初代デュエリストI.D.カード

正確な発行時期は不明。恐らく2000年4月1日行われた遊戯王初となる制限・準制限カードの適用に合わせて発行されたと思われる。当時のデュエリストI.D.カードは現在のものとは違い、このように専用のカードに直接文字を書き起こし、プレイヤーデータを管理し、データ照合をしていた。まだWindows98が轟音に等しい起動音と共にブイブイ幅をきかせていた時代だからとんでもなくアナログな方法ではあります。

 

それはさておき、この時期のデュエリストI.D.カードのデザインは千年パズルであり、原作を強く意識したデザインとなっています。ぼくの世代だと、遊戯王といえばこの千年パズルは欠かせない存在だ。だから当然といえばそれまでだが、この時期のデュエリストI.D.カードは遊戯王カードプレイヤー=原作ファンという図式を非常に意識し大切にしている。

・2代目デュエリストI.D.カード

遊戯王コレクションの世界

※2代目デュエリストI.D.カード

さて、ここからが重要だ。こちらは2004年に配布されたデュエリストI.D.カード(正式名称:デュエリストネームカード)なのですが、カードデザインが違うのは当然として、何か気になることはありませんでしょうか?実はこのイラストには千年パズルを首にかけるために必要なネックレス部分が存在しないのです。それがどうしたと思われる方もいらっしゃると思いますが、よく考えてください。2004年といえば何を思い浮かべますか?そうです。2004年3月8日に原作・遊戯王の最終話がジャンプで発売されています。

 

原作・遊戯王を見た方ならわかると思いますが、最終回でアテムの魂が千年パズルから乖離し、本来の居場所ではある冥界へと帰ります。つまり、このデュエリストI.D.カードには武藤遊戯から王の魂であるアテムが離れたことを表現していると推察できるのです。そう考えると、もしかしたら原作に対する愛と敬意が、このデュエリストI.D.カードに込められているかも知れないですね。このカードの製作者及び企画コンセプトを確かめなければ真意は不明でありますが、ぜひそうあって欲しいなと個人的に切望してます。

 

※あと若干ではありますが、初代と2代目を比較すると千年パズル本体のデザインが若干違ったりします。

 

・デュエリストI.D.カードの裏側。

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※初代デュエリストI.D.カードの裏側

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※2代目デュエリストI.D.カード

どういう意図でこうなったのかわかりませんが、それぞれのI.D.カードの裏側にはそのカード名が印字されており、これはデュエリストI.D.カードのために、わざわざ新しい印刷テンプレートを用意したということになります。大抵のプレイヤーはスリーブに入れて保管すると思うので、この印刷の意味は薄いと思うのですが、何でしょうね?生産工程の中で製造された他カードと混ざらないようにするための目印として機能を果たしていたという可能性も否定できないが……。

 

・現在のデュエリストI.D.カード

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※味気ない……

こちらが現在のデュエリストI.D.カード(通称:KONAMIカードゲーム ネットワーク)となります。昔と比べて様々な機能が追加されて、このカード1枚を通して所有者の住所や対戦戦績等をインターネットを通して閲覧できるようになりました。いやー便利ですよね。だけど、やはり僕としては味気ない。確かに遊戯王の連載が16年前終了してますし、いつまでもそれに縋るのはどうかとも思いますが(※遊戯王20th記念イベントは許してください)やはり懐古厨のぼくは昔デュエリストI.D.カードの方がしっくりきてしまう。

・総括

時代と共に遊戯王は進化を続け、アニメも遊戯王デュエリストモンスターズから現在の遊戯王ブレインズへと進んだ。世代によって遊戯王の主人公がアテムだったり、結城十代だったり、遊星だったりと遊戯王における第一印象やイメージが違ったりして多種多様となった。確かにそうすることで遊戯王に触れたことのある世代人数は増えたが、ぼくの知っている遊戯王を語れる人は果たしてどれ程いるのだろう?そう考えると、中々寂しい気持ちになったりする。どうしようもないことなんだけどね。