遊戯王で学ぶ詐欺に遭わないための心構え【オリパ詐欺を回避せよ】

タイトル通りではあるのですが、本日はコレクションの紹介ではなく世界の片隅でひっそりと暮らすコレクターにとって最大の敵である詐欺オリパや福袋、そして偽造カードによる被害を事前に防ぐ心構えを各ケーススタディーを元に紹介したい。

遊戯王コレクションの世界

少し前までは中々立証できなかった遊戯王関連の詐欺や窃盗も、いまでは遊戯王コレクター界を騒がせたアイバユウキを始め、音響兵器ローレライの偽物を販売しようとした詐欺師の逮捕により事例ができ、警察官のフットワークもこれまでにないくらい軽くなりました。そのおかげで大分ましな状況にはなってきているようではあります。けれど、それでもまだまだ立証は難しく被害に遭われたコレクター様が泣き寝入りとなる結果は珍しくないようです。

遊戯王コレクションの世界



※これからシクブル詐欺にあう人のイメージ図。

この記事のために犠牲になっていただいた彼のようにならないためにも、自己防衛の術を磨くことはコレクターとしての責務と言えるだろう。

【ケーススタディー①】詐欺オリパの被害から学ぶ防衛学

(前置き)

我々コレクターは常に悩み苦しんでいる。

遊戯王コレクションの世界
毎月の給料のほとんどを希少で人気のあるアイテム収集に注ぎ込む万年金欠コレクター。

遊戯王コレクションの世界

※カードを洗うな


あまりにニッチすぎてただでさえ所有者の少ないアイテムを完全な保存状態で入手したい潔癖コレクター。

遊戯王コレクションの世界一つのアイテムに対して深い愛情を注ぎ込むが故に、狂気に身を落とす。同じアイテムを無限に回収する愛に生きるコレクター。と、同じ遊戯王コレクターでもいろんな人が存在するわけなのだけど、それら全てに共通する悩みも存在する。それは金銭面との戦いだ。ぼくたちコレクターは常に財布と相談し、色んなしがらみとを天秤に掛けながらアイテムを収集している。もちろん裕福な人も例外ではない。だからぼくたちは出来るだけ安価であり、尚且つ状態の良いものを探しているわけだけど、当然それにはそれなりの労力を割かなければならない。だからプライベートな時間をあまり取れない人には辛い作業だし、格差も生まれる。ただ、それ等を全て解決できる方法が遊戯王界には存在する。

遊戯王コレクションの世界それがオリパ(オリジナルパック)だ。オリジナルパックにはローリスクからハイリスクなものまで様々な種類がある。1パック500円で10,000円相当のアイテムが当たる可能性のある比較的ローリスク(?)なものから、なかには1パック5,000円で500,000円以上もする大変希少なアイテムを入手できる可能性のあるハイリスクなものも。これは時間が取れないコレクターや経済的に厳しい状況にいるコレクターには魅力的だ。時間がない人は普段お目にかかれないアイテムを入手できるチャンスだし、経済的に厳しいコレクターから見たら、もしかしたら5,000円で数十万円もする憧れを手中に収められるかもと思うかもしれないと思う。

 

そんな希望とチャンスが舞い降りたら、普通は浮ついた気持ちや冷静さを欠いた状態になるだろう。しかしその心理状態は悪さを企てる輩にとって、とても都合が良い。だからそういうことに熱狂しやすい性の人は注意した方がいい。逆を言えば、それ以外の人は詐欺には絶対にかからないということだから安心しよう。

 

遊戯王コレクションの世界

うん。そんな単純な話ではないんだ。一瞬でもそう感じた人は要注意だ。世の中は複雑で、色んな意思の元で成り立っている。そう。それはつまり60億人以上もいる全人類が一つの鍋で闇鍋を始めるくらい無茶で無謀な危険な発想だ。……それを証明する事例があるので、まあ見てみましょう。

遊戯王コレクションの世界

※この世は人間闇鍋なのだ

【実際の事例紹介】

とあるオリパ屋さんは多くの販売実績とローリスクでとっつきやす値段のオリパを売りに着実に信用を蓄積させる健全な運営をしていました。ですがある日、値段はこれまでと同じだが、パック数を今までの10倍以上に増やし、大当たり枠を1枚1,000,000円はゆうに超えるとんでもないオリパを販売し始めたのです。しかもそのアイテムは世界に数枚しか存在しない大変希少なアイテムでした。当然、これまでの実績もありますし、値段も今までのパックと変わらない(ただし総販売パック数は今までの10倍以上)ので皆さん抵抗なく購入したのです。中には20万近い金額をそのオリパにつぎ込んだ人もいました。

それで結果としてどうなったのかというと、今までの内容と比べ、当たり枠以外は非常にしょっぱく、20万円という大金を支払い、価値として10万にも満たない結果を出す人も現れた。当然クレームも出たが、【販売元のオリパ屋さんも、大当たりを強くしすぎた結果、ギャンブル性の強いものとなってしまった。申し訳ない。】と謝罪。これまでの実績もあり謝罪もあったことから、あとは購入ユーザーから大当たり報告が出ればそれで幕引きとなるかと思わました。

 

しかし、とある大手のユーチューバーが同じオリパ屋さんから100万もする福袋の開封動画を公開したことで事件が起きます。なんとその福袋の大当たり枠には、前回のオリパの大当たり枠だった1,000,000円相当のアイテムが入っていたことで自体は一変する。最初はただの疑惑だったが、とあるユーザーが検証したところ、とんでもない事実が判明する。

遊戯王コレクションの世界

※一部モザイク処理をしています。

なんと、前回のオリジナルパックの目玉賞品だった1,000,000円相当のアイテムと、とあるユーチューバーが購入した福袋に入っていたアイテムが同一だったと判明。

※発行部数の少ないカードで、文字ズレ、シク加工が全て一致することは通常ありえない。

 

そしてそれ以降。例のオリパ屋さんは雲隠れし、結局いまも大当たり報告はないままだ。

 

【今回のケースで学べること】

・今までローリスク、ローリターンを売りにしていたオリパ屋さんが、いきなり高額目玉賞品を売りにしたオリパを販売しはじめたら警戒すること。

・値段は変わらずとも販売総数がこれまでと比較し、いきなり増えていたら怪しむこと。

・実績のある大手オリパ屋さんだからといって無警戒、無計画にアイテムを購入しないこと。

 ・常に冷静になって、第三者視点で物事の判断をするように努めること(これが一番難しい)

 

この事例のように、長い時間をかけて信用を得てから行う信用マダンテ詐欺は一度しか使用できない大技なため、一度の販売で大きく粗利を稼がなければいけません。ですので、普段のオリパ販売より1パック当たりの金額が高額だったり、1パック当たりの値段が安くとも異常な数のパック数を捌くことで大きく粗利を稼ごうとする傾向強いです。

 

基本的に詐欺師は楽してお金を稼ぎたい人ばかりなので、こういった手の込んだ方法というのはあまり行われないので、普段購入しないところには絶対に手を出さないようにすれば簡単に回避できる。ですが今回のような信用マダンテ詐欺は上記に掲げたような変化に注意しなければ回避することが困難だと言えるでしょう。

 

【中編】に続きます。

 

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