マツコの知らない・遊戯王カードコレクションの世界「エラーカードの解説」

前回の記事はこちらから⤵︎

daiti0526.hatenablog.com

daiti0526.hatenablog.com

daiti0526.hatenablog.com

 

さて、こちらのシリーズは一旦完結しているのですが、書き忘れてしまったものがありまして、今回はその追記という名目で書かせて頂こうかなと思います。

 

今回ご紹介するコレクションジャンルはこちら、「エラーカード」となります。ただ正直、あまりこの記事は書きたくないのが本音です。なにを言っているんだ?と思われそうですが、理由としてはぼくの持っている知識だとエラーカード専門家の方々を満足させることができないのと、このコレクションジャンルは相当にディープでして基礎すらあまり画一化されていないこともあり、常に情報が日進月歩しているので記事にするのにはまだ早いかなという状態なのです。なので今回ご紹介するのは表面上の触り部分だけになってしまうと思います。ただ、めぼしい情報があり次第、随時更新していく所存ですのでそこはどうかお許しください。

遊戯王コレクションの世界

※利根川の焼き土下座に免じて許してほしい。

 ・エラーカードの歴史と注意書き
元々エラーカードというジャンルはMTGが起源と言われおり、その歴史は長く、海外では比較的メジャーなコレクションジャンルとなっております。それとは反対に遊戯王界におけるエラーカードの歴史はまだ浅く「極一部の変態共はいたらしいが……」、このジャンル自体はここ数年で認知され始めた。そのためか大抵のエラーカードの相場は言い値で取引されており、2018年12月16日現在でも相場の概念はほぼ存在しません。ですのでコレクター初心者がこの領域に触れるのはあまりおススメできません。触れていいのは高額プロモカードの収集に飽きた富裕層コレクターか、頭のネジが外れた変〇だけです(笑)

遊戯王コレクションの世界

※頭のネジが外れた人のイメージ。

・エラーカードの製造工程

基本的にエラーカードとは、カード製造現場の方々が何らかの理由でフューマンエラーを起こしたことで産まれる偶発的な存在である。なのでエラーカードを語る上でカードの生産行程をある程度理解する必要がある。とは言ったものの、別に事前学習しなくとも見た目でだけでも楽しめるのですが……これを知るともっとエラーカードというものを楽しめますので、まあ騙されたと思ってご覧ください。


1.原図(カードイラスト・外枠の作成)

2.原版(印刷用の版面作成。デジタル印刷の場合は省略)

3.製版(印刷機にセットする版面の作成)

4.印刷(紙面に図柄を印刷)

5.貼付(ホログラムを貼り付ける。PP・エンボス加工。ローラー圧着)

6.記番号印刷(一枚ごとに異なる数字記号を印刷。遊戯王OCGの場合は省略)

7.断裁(大判紙をカードサイズに断裁)

8.検査・仕上げ(印刷ミス、断裁ミスのカードがないかチェック)

9.封包(ビニールパックにカードを詰めて封をする)

10.完成(市場へ)

 この流れを覚えておくと、楽しみ方の視野が広がります。

※情報元はこちら⤵︎

遊戯王コレクションの世界

※【アニメ遊戯王世界のカード開発・価格について議論するスレ】より抜粋

アニメ遊戯王世界のカード開発・価格について議論するスレ - スターライト速報 - したらば掲示板

 

・エラーカードの種類

一概ににエラーカードと申しましても、その種類は多種多様。1枚のカードに一つしか存在しないエラーカードもあれば、存在自体がエラーだったり、何重にもエラーが積み重なったカードだったり、工場で廃棄されるはずのカードだったりと色々です。中にはカードを刷る工程的に存在しないはずのエラーカードや人工的に作られた疑いのあるエラーカードもあったりと混沌した状態となっている。とりあえずぼくが認知しているもので、市場に出回ったエラーカード等の一部ご紹介しようと思います。


・枠ズレエラー

遊戯王コレクションの世界

※枠ずれエラー

・原因と解説と憶測

主な原因として断裁ミスによって生まれてしまうことが多い。エラーカードの中ではメジャーなエラーで、それなりに市場にも出回っている。ストレージを漁っているとたまに出てきたりする。ちなみ上記の画像のエラーカードは同じ製造ラインで生まれた枠ずれエラーで、パックからセットで出てきたものです。このようにセットとなっているのは中々珍しい。

 

・裏ズレエラー

遊戯王コレクションの世界

※裏ズレエラー

・原因と解説と憶測

主に断裁ミスや印刷機のセットミスで起きるエラー。日本製だとあまり存在せず、主に海外のカードで発生しやすい。どうも海外の遊戯王カード職人は細かいことを気にしない気質らしい。

 
・ネームズレ

遊戯王コレクションの世界

※ネームずれ

・原因と解説と憶測

主にエンボス加工時にズレが生じると起きるエラー。相変わらず海外勢のカードに多く見られる「当社比」が、どういうわけか日本の第1期の後期に制作されたカードにも多く見られ、特にマジックジャマーや昇天の角笛、ミラーフォースあたりなどに比較的多く見られる「当社比」。ただ、それでも付加価値として見られるレベルのエラーはごく稀。なぜこの時期のカードに多く見られるのかというと、諸説としてちょうどその頃に高橋版からスタジオダイス版に移行する時期に移転や契約関係云々のゴタゴタでカード製造現場に大きな負担が発生した影響によりこの時期にエラーカードが多く見られるのではないかという話がある。個人的に、この説を推したい。
・ホイルズレ

遊戯王コレクションの世界

※通常

 

遊戯王コレクションの世界

※ホイルずれ


・原因と解説と憶測

主にローラー圧着時のミスで起きるエラー。このホイルズレエラーはかなり個性が出るエラーで、偶発的に発生するホイルズレがいい塩梅で起きると上記のような素晴らしいカードに変身したりする。すごくかっこいい。※上画像が正常カード。下画像がホイルズレエラーカード。

・ホロズレ

遊戯王コレクションの世界

※通常

遊戯王コレクションの世界

※ホログラフィックズレ


・原因と解説と憶測

ホログラフィックレアである青眼の白龍に見られるエラーカード。個人的に人見知りでシャイな青眼の白龍に見えて仕方ないので、ブルーアイズ・シャイニングドラゴンと命名している。なんとなく似たような名前のカードがあった気もするが、多分気のせい。※上画像が通常カード。下画像がシャイドラゴン。

遊戯王コレクションの世界

※???「……ぼくはここにいるよ?」

このエラーが発生した原因はよくわからないが、おそらく製版の段階か印刷の段階で何かしらの問題が発生した影響だと思われる。流石に原図の時に起きたエラーだとは考えにくい。もしそうだったとしたらもっと市場に出ていなければ辻褄が合わない。ただ、もしかしたらも考えられる。これ以外に同じタイプのエラーは今まで見たことがない。謎深きエラーカードである。

 ・ホログラムズレ

遊戯王コレクションの世界

※ホログラムズレ

・原因と解説と憶測

ホログラムの貼付け時にズレが生じると発生する。正直理由が単純すぎるし、見た目のインパクトもないつまらないエラーカードで、個人的にはあまり価値を見出せないエラーカードである。ちなみ上記の画像のエラーカードはホログラムズレ以外にもlimited版であるにも関わらず金のホログラム加工されているというエラーもあるので、多重エラーカードである。※limited版なら銀のホログラムでなければならない。

 ・ローラー跡

遊戯王コレクションの世界

※ローラー痕


・ローラー跡

ローラー圧着時になんらかの原因で稼働中に機械が途中で停止し、想定よりも過度な力が加わったことで発生するエラーカード。見た目が地味なエラーではあるけれども、それ故にオークションなどで知識のない出品者などが格安で出品することがよくあるらしい。


・レリーフ違い

遊戯王コレクションの世界

※レリーフ違い


・原因と解説と憶測

貼付け行程前のカードがなんらかの理由で別の製造ラインに流れ込み、絵柄と異なるレリーフ加工が施されたカード。この亜種としてホイル違いのエラーカードも存在する。一部では廃棄カードの流出品なのではないかとの噂もあるが、真相は闇の中である。

※2018年12月23日追記

上記の画像はレリーフ違い以外にも、レリーフズレを起こしている複合型エラーカードです。レリーフ違いだけのエラーカードが見つかり次第、差し替えます。

※2019年6月10日更新

詳細が判明したため、下記にまとめました⤵︎

www.yugioh-card-collection.com


・キメラエラー

遊戯王コレクションの世界

※キメラエラー

・原因と解説と憶測

断裁時にあり得ないレベルで断裁ミスが起きたことで生まれた可哀想なカード。もちろんデュエルですら使用できないので、最早カードの存在意義すら疑われる。それ故に本来即破棄されるカードだが、どういうわけかたまに市場に流れてくる。エラーカード製造マシンと化した海外産ですら滅多に市場へ流れてこない。あまりにあり得ないレベルのミスのため、工場廃棄から流失したカードではないかとの噂もよく聞く。※正式名称は別TCG加工と呼ばれているが、個人的にはキメラエラーと読んだ方がしっくりくるので、そう呼ぶことにしている。また、この画像のカードは四隅の角が断裁前のものであるため工場廃棄から流れたエラーカードの可能性が高い。

・複合型

遊戯王コレクションの世界

※複合型

・原因と解説と憶測

各種工程で連続してミスが発生し、一枚のカードに複数のエラーが発生したカード。

製造工程的に、市場に流れるまでに誰かに見つかりそうなものだが上手い具合に製造員の魔の手から逃れることに成功した。北朝鮮から脱国した亡命者のように敬意を払うべきエラーカードだと思う。ちなみこいつはレリーフズレとレリーフ違いの2つのエラー抱えた重度の患者である。

※2019年6月10日

上記のエラーは複合方でなく、レリーフ違いのカード。後日、新しいカード画像に差し替えます。レリーフがズレているのはこのシリーズ特有の仕様である。詳細は下記にて⤵︎

www.yugioh-card-collection.com

 

 ・工場廃棄エラー

遊戯王コレクションの世界

※工場廃棄エラー


・原因と解説と憶測

工場で廃棄されたカードが関係者の手により脱国に成功したエラーカード。見分け方は製造工程とカードの状態とを比較して、矛盾を証明する必要があるのだが、玄人でなければ難しい。ぼくもよくわからないが、おそらくホログラムかホイル圧着がなされていないことが決め手で廃棄カードかどうかが判明したのだと思われる。

※1月3日追記

こちらのカードにつきまして、エラーカードをメインに収集されている銀蔵氏より情報をいただけました。このカードが破棄カードであるとわかる理由は、カードの角の部分が丸くカットされていないからだとのことです。なんでも、製品版だと怪我防止のためにカードの角の部分を丸くカットするそうで、廃棄予定のカードだと、その工程が省かれるのだそうです。情報ソースは下記になりますが、遊戯王カード製造工程で、この工程が存在するという根拠がまだ乏しいため(できればドラゴンボールヒーローズの製造工程が載っている記事を確認したい……)、より確かに情報が入り次第、更新致します。

遊戯王コレクションの世界

※とある日の会話

遊戯王コレクションの世界

※とある日の会話②


・製造経緯不明エラー

遊戯王コレクションの世界

※製造経緯不明エラー

・原因と解説と憶測

最近話題になった問題児。あまりにあり得ない状態のエラーであるが故に、工場関係者がお遊びで制作して外へ流出させたカードなのではないかという噂や、そもそもフォントが製品版と異なるためオリカ職人などが制作した偽造エラーカードではないのかとか、とにかく疑惑の残るカード。最悪の場合、エラーカード業界全体を脅かす可能性も含む為、現状はパンドラの箱のような扱いをされているらしい。

※2019年7月3日追記。

こちらのカードの詳しい詳細が判明致しましたので、別記事に纏めております⤵︎

www.yugioh-card-collection.com

 

「疑惑の画像」

遊戯王コレクションの世界

※疑惑の会話①

遊戯王コレクションの世界

※疑惑の会話②

遊戯王コレクションの世界

※疑惑の会話③

・総括

正確な製造工程が公開されていない以上、全てを推理と想像力で補わなければいけないのが現状のエラーカード業界である。ただ、徐々に解明されつつあるのも事実であり、まだまだ多くの発見やスリルが眠っている。例えるなら深海探索に近い。研究気質のある殿方にとっては面白いジャンルであることには間違いないので、冒頭ではあまり手を出さない方がいいと伝えたが、リスクという枠組みを超える面白さや奥深さがエラーカードの醍醐味だと個人的には思う。