レリーフ違いのエラーカードを解説するよ!

聡明なエラーカードコレクター様方なら既に一般常識として認知されている日本産のレリーフ違いのエラーカード。海外では割とよく見られるカードであるのですが、日本の場合はちょっと事情が違う。今日は前回紹介したエラーカードの解説ページだけでは書ききれないため、別記事として取り上げてみました。

※エラカに関する前回の記事はこちら⤵︎ 

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 ※偽造エラーカードを手に入れてしまった話はこちら⤵︎ 

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 ・レリーフ違いが収録されているパックは2種類のみ「2019年6月10日時点」

日本産において、レリーフ違いが確認されたパックは2種類のみとなっている。まず1つ目は第4期第3弾として2004年11月25日に発売されたネフティスの鳳凰神が初陣を飾るFRAMING ETERNITY「通常FET」だ。こちらのレリーフで収録されるカードは以下の通りとなっている。

・FRAMING ETERNITYのレリーフ収録リスト

・ネフティスの鳳凰神

・サイレント・ソードマンLV5

・地帝グランマーグ

・百獣王ベヒーモス

・ブラッドマジシャン 煉獄の魔術師

・剣聖ーネイキッド・ギア・フリード

・ガトリング・ドラゴン

・竜魔人 キングドラグーン

・鳳凰神の羽根

・ライトニング・ボルテック

・魔のデッキ破壊ウイルス

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※ポスターデザインもよし

そしてもう一つが第4期第6弾として2005年8月11日に発売されたE・HERO シャイニングフレアウイングマンが看板を飾るEREMENTAL ENELGY「通称 EEN」だ。こちらのレリーフ収録カードは以下となる。

・EREMENTAL ENELGYのレリーフ収録リスト

・E・HERO エッジマン

・ウォーター・ドラゴン

・巨大戦艦 テトラン

・暗黒界の武神 ゴルドー

・VWXYZードラゴン・カタパルトキャノン

・E・HERO ランパードガードナー

・E・HERO テンペスター

・E・HEROワイルドジャギーマン

・E・HERO シャイニングフレアウイングマン

・貪欲の壺

・実際の画像

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※「カード」貪欲な壺+「レリーフ」ウォーター・ドラゴン

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※「カード」ウォーター・ドラゴン+「レリーフ」貪欲な壺

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※「カード」サイレント・ソードマンLV5+「レリーフ」魔のデッキ破壊ウイルス

このようにド派手なだけでなく、「カード」ウォーター・ドラゴン+「レリーフ」もとい、「カード」貪欲な壺+「レリーフ」ウォーター・ドラゴンという腐女子、婦人諸君の妄想を捗らせるカップリングコンビも見つかったことから、エラーカードマニア様方だけでなく、カップリングマニア様方からも熱い視線を送られるようになった。

 

・どうして、このようなエラーが生まれたのか?

この謎を解くには、まず遊戯王カードのアンカットシートを見ないことには難しい。ということで、ちょっと画像を見てみよう。

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※YouTuberしゃまさんより公開されたアンカットシート

今回の第4期版のアンカットシートをではないため、もしかしたら仕様が異なるかもしれないが、とりあえずこうなっているという前提で話を進める。一枚のシートで64枚のカードが制作でき、カードの向きが均一の間隔で逆になっていたりするのが特徴だ。で、よくこの画像を見てみると右端と左端の幅が非対称になっていることが理解できる。

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※左端は狭い。

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※右端は広い

なんでこんなことを説明するのと思われるかもしれないが、この事実が非常に重要な役割を果たすからだ。これを前提にして、もう一度レリーフ違いを起こしたカードを比べてみよう。

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※右にレリーフシートがズレている

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左にレリーフシートがズレている

今回ご紹介しているレリーフのずれは必ずどちらか左右にレリーフシートがズレている。そう。聡明な読者諸君はもうお気づきだろう。このレリーフ違いが起きた原因はレリーフシートかカードシートを本来とは反対に設置してしまったことにより起きたヒューマンエラーが原因なのだ。この説明だけだと、頭の中で再現しきれない殿方もいると思うので、もっとわかりやすく説明するとこうなる。

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※しゃまさんの所有するアンカットシートをイメージしてほしい

ぼくの絵心は壊死しているので、これが限界です。許して。

と、とにかく。本来はこの向きでカードシートをレリーフシートに貼り付けなければいけないのだが……。

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※カップリング成立!!

このように反対にセットしてしてしまったことであのようなレリーフのズレが発生してしまった。イメージしやすいようにわざと紙をずらして再現したが、しゃまさんが所有するアンカットシートを見れば、とてもイメージがしやすいと思う。この仮設通りなら貪欲な壺とウォーター・ドラゴンは少なくとも同じシートで製作されたことになるので、実質、兄弟みたいなものなのである。

※腐女子のくだりを抜きに、この解説をしてくださったKUREHAさんには頭が上がらない…。あの人は本当に凄い人だと思う。彼の凄さは他の解説でも活きているので、ご興味ある方はこちらをどうぞ⤵︎

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 ・やらかしたのは同じスタッフ説。

現在確認されているレリーフ違いのエラーカードは、それぞれ別の時期に製造されたカードである。一つは第4期第3弾として2004年11月25日に発売されたFRAMING ETERNITY。もう一つは第4期第6弾として2005年8月11日に発売されたEREMENTAL ENELGY。この期間を考えるに、約8ヶ月の期間がある。おそらくだが、これを考えるにレリーフ違いを発生させたミスが2回起きたことになる。この致命的なミスを短期間で起きたことに加え、これ以外では市場に出回っていないことを考えると、同じスタッフがミスを起こしたのではと想像してしまう。

・発行枚数はそれぞれの弾で64枚+α?

これも想像の域を出ないことだが、アンカットシートが一枚に付き8×8。つまり64枚作られたことを考えると、最低でもレリーフ違いは64枚×2枚。計128枚存在することになる。だが、レリーフ違いを起こしたアンカットシートが各弾で1枚だけというのは考え難い。勿論、途中で気付き破棄された可能性もあるが、少なくともアンカットシート1枚分のカードは流れてしまっている。……流出の可能性も否定できないが、少なくともパックから出てきたという証言がいくつかあるので、一応は流出というわけではなそうだ。

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※このような証言もたしかに存在するのだ

・総括

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※欲しいが、高い……

今回の仮設により、ただでさえカプ厨「腐女子」様方に目をつけられていたこのエラーカードに兄弟属性まで盛り込まれたということで、ますます入手がし難くなるだろう。……という冗談はさておき。これだけ高額な取引が成立した以上、これから市場に出回る可能性が極めて高い。是非、一枚納めておきたいところだが、まだエラーカードに対する愛が足りないのか、購入する指が思い通りに動かなかった……。これ買うなら、エビルナイトドラゴン貯金に費やしたい……。