疑惑のエラーカードの正体が判明したので、解説するよ!

2019年7月1日。Yahoo!オークションにて面白いカードが出品されているのを発見したので、解説も兼ねてご紹介しようと思います。

遊戯王コレクションの世界

※どこかで見たことあるエラーカードですねえ……

※遊戯王コレクションの世界

※スロットマシーンと出品者は同じ

さて、これらのカードなのですが。恐らく最近コレクターに目覚めた方々にはあまり馴染みのないものかも知れませんので、簡単に説明をさせていただこうと思いましたが、過去に当ブログにてご紹介していましたので、割愛致します。

遊戯王コレクションの世界

※確か、去年の12月あたりに突如コレクター市場に舞い降りた、エラカード界の堕天使

※このカードの詳細については、下記の記事の最後に記載しております。これより先は下記の記事を読んでいただいてからの方が理解しやすいかと思います。

www.yugioh-card-collection.com

 と、まあ。そういうわけで色々と黒いカードなんですよね。六芒星の呪縛のフォントが正規のものと異なっており、工場から拾ってきた廃棄カードの可能性よりも、人工的に作られたエラーカードの可能性が高いという結論が一応は出たのですが。あくまで可能性ということで証拠がもう一つ欲しかった前回でしたが、今回、ようやく正体を現しました。

 

・注目するべきは裁断箇所。

今回出品されているエラーカードなのですが、裁断箇所に注目して貰いたい。

遊戯王コレクションの世界

※雑な裁断箇所が多すぎる……

遊戯王コレクションの世界

※おや?これは……

当ブログを愛読されている方なら気付くかも知れません。……実は過去にぼくがやらかした偽造エラーカードと特徴がそっくりなんですよね。

※偽造エラーカードを入手してしまった時の話はこちら⤵︎

www.yugioh-card-collection.com

 通常、工場廃棄だとした場合でも裁断機を通していればこんな歪なカットをされないのです。……勘の鋭い方なら何かを察したかも知れませんね。

遊戯王コレクションの世界

※【出品者】感の鋭いガキは嫌いだよ……。

 ・Magic  Ruler -魔法の支配者-のアンカットシートが存在するかもしれない。

スロットマシーン。六芒星の呪縛。デーモンの斧。これらに共通するのは2000年4月20日に発売されたMagic Ruler-魔法の支配者-に封入されていたカードであるということだ。そして、六芒星の呪縛を除くこれらのカードに手動でカットされた痕跡があるということは、アンカットシートから人の手で裁断されたことを意味する。通常、工場廃棄でも裁断機を通してから廃棄されるので【※1】、どこかの誰かがMagic Rulerのアンカットシートを入手した可能性が高い。冷静に考えて、工場内でわざわざ手動でカットするなんて、時間が掛かりすぎてバレるリスクが高いと思いますので、ぼくならアンカットシートのまま外へ流しますね……。

 【※1】この説明については、上記にてご紹介した「マツコの知らない遊戯王カードコレクションの世界(エラーカード編)にて解説しております。

 

・この時期だけ手動カットで廃棄してただけじゃないの?

そう思われる方もいらっしゃるかと思いますが、それは限りなく可能性は0です。というのも、これまで流出した工場廃棄カードの時系列を纏めると、以下のようになるからです。

遊戯王コレクションの世界

※1999年7月22日に流通した封印されし者の右足の工場廃棄

遊戯王コレクションの世界

※例のスロットマシーンは2000年4月20日に流通開始。

遊戯王コレクションの世界

※PP4のブラックマジシャンの工場廃棄。こちらは2001年1月18日に一般流通

という時系列なので、スロットマシーンが収録されたMagic rulerだけ手動でカットされ破棄されたということはまずあり得ないのです。

 

結論として。

以上を理由に、今現在出品者されているこれらのカードは偽造エラーカードと結論付けして良いかと思います。資料として欲しい方は兎も角、エラーカードとして純粋に欲しい方は、購入しない方がよろしいかと思います。アンカットシートの枚数次第で、無限に作れてしまいますので。コレクターとしては、Magic rulerのアンカットシートをそのまま出品してくれよって感じですが……残念です。