遊戯王コレクター市場に流れているキャッシュと、その正体

ある日、ツイッターを眺めているとこんな話題が。

※遊戯王コレクションの世界

※ふむ。

mobile.twitter.com

このコロナウイルスの影響下にあるご時世で、不自然に高値を維持し続ける日経平均株価と同様に、いまでも発行枚数の少ない高額カードの価格がうなぎのぼりのこの状況。確かに不自然に思われる方が多いでしょう。実はこれには理由があり、数年前の状況下とは異なるキャッシュが遊戯王コレクター市場に流れ始めているという理由があるからなのです。。今日は、それについてちょっとご説明したいなと思います。

 

・新たな勢力がコレクター市場にキャッシュを流し始めている。

一昔前は、この遊戯王コレクター市場にキャッシュを促すメインとなる存在は、純粋なコレクターとバイヤーがメインとなっており、それ以外ではカードショップを運営するにあたって銀行から融資されたキャッシュだったり、これは妄想ですが、闇の組織だったりと、兎に角、このコレクター市場に主にキャッシュを供給してきたのは、間違いなく遊戯王のファンだったのです。バイヤーは違うだろと思われる方もいるとは思いますが、バイヤーがなぜ遊戯王関連に手を出しているかと言ったら、やはり遊戯王が好きだったり、元々コレクターをやっていた方が趣味でバイヤーを始めたりと、そういったファンの方々が細々と支えていたからに他ならないのです。(※根拠となる統計データは現在まだ用意できておりません。なので、あくまで僕からみた主観で語っております。統計データを用意できそうでしたら、追加で更新します)

 

ですが、少々前より昔遊戯王を遊んでいた層が懐かしさを頼りにこのコレクター市場に参入(※僕もこれに当てはまります)し、このあたりから少しづつコレクター市場に流れるキャッシュの性質が変わっていきます。その市場に流れるキャッシュの性質が変わると元々いらっしゃったファンの方々にとっては、前よりも居心地の悪い環境になったりするのですが、この時に関してはいきなり大資本が投入された訳ではないので、緩やかに環境が変化するため、昔から遊戯王を支えていた方々も上手く変化に馴染むことができたのだと思います(?)

 

さて、ここからです。これは過去にメディア様から取材を受けた際にも話したことなのですが、ある段階から個人投資家が参入してきたことで、これまで緩やかだった環境の変化が一変します。

※個人投資家の参入についてはこちら⤵︎

www.tv-tokyo.co.jp

 

・キャッシュ(お金)の性質

さてさて、ここからちょっとした雑学の話になるのですが、皆様は普段からキャッシュという存在をどのように見てますでしょうか?いっぱいあればなんでも手に入る魔法の紙でしょうか?それとも、自分の目標を叶えるための入場チケット?はい。確かにそういった性質もありますし、間違いではないです。ですがこれは育ってきた環境や職業によって視点が変わってくる話なので正確には答えなど存在しません。なので、今回の肝となる部分だけを取り上げたいと思います。

 

キャッシュの性質の一つに持ち主の意識が色濃く反映される投票権(※1)というものが存在します。ちょっと説明しにくい類の性質なのですが、ざっくり言うと持株制度をイメージして貰えればいいかと思います。つまり、とある特定の種に投票権(キャッシュ)が集まり明確な意思や目的を持って特定の市場に流すと、その市場に流れるキャッシュの性質が、その特定の種の性質に染まり、結果としてその意思や目的が現実に具現化するのです。

 ※1・確か正しい専門用語があったはずだけど、忘れた。。

 

・いまコレクター市場で起きていること

雑学はここまでに、話を戻します。これまで穏やかだった環境の変化が、突然と一変した理由なのですが、ヒントはこの記事にあります。

遊戯王コレクションの世界

※資料1

遊戯王コレクションの世界

※資料2

www.recycle-tsushin.com

まず、初めに一言だけ言いたいのは、決してCloverさんが急激な環境の変化を起こした黒幕だと言いたいわけでなく、あくまでこれまで流れていたキャッシュの性質が変わったことを説明したく、わかりやすい例だったので教材としてピックアップしたからに他なりません。あれだけのプロモカードを収集できる能力とノウハウは、ぼくからから見ても羨ましい限りです。なにより、たかが1億円の調達資金だけであそこまで環境が変わるわけがないので。。

 

。。。ということで、最近はどうやら俗に言うベンチャーキャピタル関連から供給される資本が、このコレクター市場に流れているようで、コレクター市場に流れているキャッシュの性質が複数のベンチャーキャピタル等の参入で、大きく変化したことが、この急激な環境変化の要因の一つになるわけです。

 

・ベンチャーキャピタルの性質

さて、このベンチャーキャピタルという存在は、どういったもので、どんな性質を持っているのか、ざっくり説明していきましょう。

遊戯王コレクターの世界

※グーグルによるお手軽解説

というように、銀行のような保守的な投資と正反対に、高リスクでありながらも、それ以上に回収できる可能性を持つ企業に積極的な資金提供を行うのがベンチャーキャピタルという組織の本質であり、性質なのですが、それがどうもコレクター市場に悪影響を及ぼしているようなのです。

 

多少投資を齧った方ならわかる話ではあるのですが、高リスク・高リターンだからと言って、【高リスク】の面を放置することは絶対になく、かなりシビアな事前調査・経営判断を下しながら高リスクの面を改善して投資の成功を目指すのが常であり、ベンチャーキャピタルも例外ではありません。なので彼らは常に数字を追いますし、短期間で結果を出すことに拘る傾向にあります。

 

※より詳しい解説は下記から⤵︎これを読むとより理解しやすいかと思うので、是非。

ferret-plus.com

 

・遊戯王コレクター市場で短時間に結果を出すには?

 短時間で結果を出す方法としては、やはり扱う商品の価値を高めること。つまりコレクターアイテムそのものの価値を高めればいいのです。遊戯王カードは性質上、価値を上げ易く、現時点では値崩れしにくい(※これの解説についてはこのブログのジャンル違いなので、割愛)ので、まあつまり、そういうことなのです。

 

※高騰ロジックの詳しい詳細はこちら(2020.6.6追記)

note.com

 

・とりあえずのまとめ

とりあえずまとめると、このようになります。

 

・過去のコレクター市場に流れていたキャッシュとは別の性質を持ったキャッシュが流れている。

 

・その影響で、希少なプロモカードの価格がコロナウイルス環境下でも下がらないどころか、価格が上がっている。

 

・遊戯王カードの付加価値が上がれば、会社の付加価値も上がるので、ベンチャーキャピタル的にはプロモカードの価値が実際の需要とかけ離れていても、数字が出てるからそれでOK。

 

・いま起きている現象の原因の一つとして、最近参入したベンチャーキャピタルの経営方針によるものがある。

 

・ただ、この状態が100%悪でないということも伝えたい。

 ぼく個人の意見としては、この状況に対して嬉しさ半分、困った半分というのが正直な感想です。なぜ、この状況が嬉しいのかというと、このようにベンチャーキャピタル等から注目されるということは、これまでコソコソと同士以外にしか打ち明けれなかったコレクションという趣味を堂々と人様に公言しやすくなる環境の第一歩として、非常に大きな意味があるということ。一般の方にコレクション文化を理解してもらうには、どんなことにも言えることではあるのですが、単純で刺激が強く、誰から見てもすごいと思わせる何かがないと理解して貰うことは難しい。ですのでこういったきっかけは僕としては非常に喜ばしいのです。勿論、コレクター様の中には「そんなの別にどうでもいいじゃん!」と思う方はいるとは思います。ですがやはり。僕としては大好きなコレクションの趣味を人様に隠れてコソコソと活動するのが、なんだかとても苦しいのです。。で、残り半分の困った気持ちについては、下記の「最後に言いたいこと」に集約してますので、それを読んでいただけたらなと思います。

 

 ※上記の内容を捕捉するための雑学はこちら⤵︎

www.yugioh-card-collection.com

 

・最後に言いたいこと。

ぼくたちコレクターを水槽の中で暮らす生き物として例えると、コレクターをクラゲ。コレクター市場に流れるキャッシュを海水として置き換えて例を出すとこのような感じになります。

遊戯王コレクションの世界

※某クラゲさんを品種改良したやつ。ダメだったら消します。。

海水でしか生きていけないクラゲの水槽の中身をいきなり淡水に切り替えたら、どうなるでしょうか?答えは簡単です。水槽の中で生きているクラゲは急な環境変化に適応できずに死滅し、代わりに淡水を好む別の生物が暮らし始めます。さて、この淡水を好む生物はいったいどんな性質を持った生き物でしょうか?どうすればよいのか、みんなで考えても良さそうですね。