1日外出録ハンチョウに登場したアングラモンスターズカードゲーム「通称 グラモン」を考察してみた。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。どうもぼくです。

今回の2021年4月12日に発行されたヤングマガジンNo.20にて、突如として現れたアングラモンスターズカードゲーム「通称グラモン」について考察していくよ。

 

・アングラモンスターカードゲーム「通称グラモン」とは

遊戯王コレクションの世界

※第90話「決闘」より

グラモンとは、1日外出録ハンチョウの第90話にて突如として現れた遊戯王デュエルモンスターズを題材にしたお話なのだが、これが非常に良くできた話で、現在のカードゲーム業界を取り巻く問題を村上春樹を彷彿とさせるメタファーセンスを取り入れ、作品そのものを昇華させることに成功した偉作だと個人的には評価している。

 

なんで遊戯王コレクションブログでこの題材を取り上げたの?っと疑問に思うコレクター様方が多くいると思うが、とんでもない。これは取り上げる価値がある。確かに一見、この作品はただのパロディとしての価値しか無いかと思われるかも知れないが、この作品を紐解くと、この話はカードゲーム業界に警鐘を鳴らしていることがわかる。それについては、今回の記事の後半に解説するので、とりあえず順を追って説明する。

 

・話のあらすじ「ネタバレ注意」

とあるチンチロ賭場の開帳の日に、本来なら活気渦巻くチンチロ賭博を行うために人でごった返すはずなのに、その日は賭場に数人しかおらず、閑古鳥が鳴いていた。どうもその現象は大槻グループだけでなく、ほかのグループでも同じ状況らしい。さて、みんな一体どこで何をしているのかというと。。

遊戯王コレクションの世界

※俺のターン!ドロー!ここだけ切り抜いたら、遊戯王の漫画だと錯覚する人がいそう。

大槻ハンチョウの目線の先には普段チンチロでざわざわ......してるだけだった大人達が遊戯王のようなカードゲームに熱中している姿があった。1パック5枚入りで3000ペリカと比較的リーズナブルな価格で高クオリティのイラスト。おまけにゲーム性も高い。グループの垣根を超えて大ブームが起きており、それはチンチロのシノギを失うことと同義だったため、大槻ハンチョウは驚異を覚える。

 

そこで大槻ハンチョウは制作者であるD班の班長を言葉巧みに説得し、売上の3割を大槻ハンチョウに渡すことを条件にグラモンのコンサルタントに就任し、より収益率の高いカードゲームへと成長していくのだが。。

遊戯王コレクションの世界

※この人、なんでこんなに優秀なのに地下にいるんだろう。。

。。以上が今回の話のあらすじとなる。

 

・パロディに富んだネタの数々の紹介。

遊戯王コレクションの世界。

※ ソリッドビジョンもないのに、カードからモンスターが実体化している。おそらく闇のゲームが行われているのだろう。 また、このカードの元ネタはグランモールだと思われる。

遊戯王コレクションの世界

※おそらくアンモ・ナイトという名前のモンスターカードなのだが、実は遊戯王カードにもアンモ・ナイトというカードが存在する。これ、かなりギリギリを攻めてるね。。

遊戯王コレクションの世界

※よく見ると、イラストの構図も似ている。。まずいですよ!

遊戯王コレクションの世界

※D班 班長の瀬戸内さんがグラモンの作者なのだが、おそらく海馬瀬戸をヒントにキャラクターをデザインしている。髪型も何処となく似ているし。。あと、「この物語はフィクションであり、登場する人物・団体等は実際のものといっさい関係ありません。」とこの場面で注意書きしているのが面白いあと。チェーンブロックって単語は一般的ではない。。作者さん、あなたもこちら側ですね。。?

遊戯王コレクションの世界

※帝愛グループの会長を勝手にカード化させたりとやりたい放題である。ちなみにこの地底王ヒョウドというカードには、帝愛グループ会長の魂が封印されているらしく、心の弱いデュエリストがこのカードを使用すると、、、

遊戯王コレクションの世界

一時的に会長の魂に肉体を乗っ取られます。 一見、ただ物真似しているだけに見えますが、こんなモブキャラが会長の奇声を知っていたとは到底考え難いので、会長の魂に肉体を乗っ取られていると考えるのが妥当だと思われます。

 

遊戯王コレクションの世界

ここはもう完全に遊戯王である。

遊戯王コレクションの世界

※カードゲームではよくあること。

遊戯王コレクションの世界

※おそらく元ネタはクラッシュタウンだと思う。

 

遊戯王コレクションの世界

※流出品が生まれる原因をわかりやすく解説している。素晴らしい資料だ

 

プレイヤーからコレクターまで、すべてを対象とするネタの幅広さ。。これは作者様も僕達と同じカテゴリーに収まる人説が出てきましたね。。

 

・作中に散りばめられたメタファーの数々。

本編を読まれたコレクター様方は、もしかしたら既に察しているかも知れないが、この作品には前回取り上げた記事と似たようなメッセージ性のある警告が仕込まれている。

※前回の記事はこちら⤵︎

www.yugioh-card-collection.com

 

遊戯王コレクションの世界

※例えばこのシーンとか明確な意図が

作中ではカードをお金代わりに使用する層が現れるのだが、これは地下帝国を建国中の帝愛グループにとっては大問題だ。せっかく地下労働を強いられている債務者に独自通貨であるペリカを普及させ、ぼろ儲けをしていたのに、地下労働者が結果的に擬似的な通貨(この場合はグラモン)を普及させてしまい、ペリカの地位が危ぶまれ、下手したらペリカ<グラモンという力関係になるかもしれない状況だった。そうなると貨幣を発行する側である帝愛にとって、地下労働者が自由に通貨を発行できる状態に等しくなり、帝愛グループと労働者との絶対的な関係が崩れる可能性があった。

 

※ここから先はネタバレになるので、注意。

 

 

 

 

 

それを恐れた帝愛は、とある事件をきっかけにカードを全て没収してしまう(※本編ではそういった説明が一切なかったが、おそらくそう)

 

なぜそう推理できたかというと、作業中にデュエルをしていた2人が使っていたとされるカードに注目したい。

遊戯王コレクションの世界

※よく見てみると、カードにスリーブらしきものが付いているのが分かる。

そして、スリーブがバカ売れしている理由をとあるページで班長は語っている。

遊戯王コレクションの世界

※カードスリーブやデッキケースが売れている理由は粉塵からカードを守れるからということらしい。

つまり2人はカードを普段から大切に扱っており、休憩スペースでも微量に舞っていると予想される粉塵すら嫌ってカードを保護するためにスリーブを購入している2人が、わざわざリスクを冒してまで、大量の粉塵が舞っているであろうと予想される場所の物陰でこっそりとデュエルするとは思えない。つまり仕事をサボって現場の物陰でデュエルをしていたという黒服の証言は、そういった視点で見ると辻褄は合わず、おそらく捕まった2人も黒服とグルで、あたかも仕事をサボってデュエルしていたという状況作りに協力していた可能性は極めて高いのだ。

 

帝愛はペリカが通貨としての価値を失うことを恐れ、合法的に通貨の代わりに普及しそうになっていたグラモンを潰しにかかったという可能性が浮上する。

 

遊戯王コレクションの世界。

※大人達の手から離れ、本来の姿を取り戻したグラモンカードゲーム

さて、ここまで読まれた方々は何を思い、感じただろうか?感想は人それぞれなので明確な答えはないけれども、今回の記事は過去に書いた記事と一緒に読んで頂くと、ぼんやりと何かが見えてくるかも知れない。

 

※改めて、前回の記事はこちら↓

www.yugioh-card-collection.com

 

www.yugioh-card-collection.com

 

 

・総括。

コレクションブログとは無縁な話ではあるけれど、最近は様々なものの価値が曖昧になってきており「例えばビットコインとかの国家という骨組みが無い状態で普及している通貨等」、まるで夢か現実かが曖昧になっているかのようなこの状態をぼくは非常に危惧している。本当に価値があるものは何なのか。いま一度、個々が再確認して判断することが求められているのではないかなと。うん。これ以上はこのブログで書くべきじゃない。途中まではネタで書いてたつもりだったのに。