おはようございます。こんにちは。こんばんは。どうも、ぼくです。個人的には久しぶりって感じはしないのですが、皆様お元気でしょうか?ぼくは最近、コレクションカード収集以外の趣味として、水耕栽培という遊びに手を出しております。水耕栽培の詳細についてはググって欲しいのですが、とりあえず、あれはよい息抜きになるのでおすすめです。農業の工業化ってロマンですよね。
さて、雑談はこれぐらいにして今回の記事のタイトルなのですが、最近、日本でTCGオークション以外のオークションハウスがコレクションカードを商材として扱いだしたようで、今回はなんと9月23日に開催されたシンワオークション様のオークションにこっそり参加してきましたので、体験談と、1人雑談でもしようかなと。
※コレクションカードを扱う日本のオークションハウスの詳細はこちら↓
オークション参加前日の下見会に参加した話
今回のシンワオークションで開催されるカードゲームのオークションは初の試みだとのことで、とりあえず、どんな感じの下見会なのかを見学してきました。ここはあまり語れることはないので、写真から雰囲気を感じ取って欲しい。
こんな感じ。コレクションカードの扱いに慣れてないせいもあるかもだけど、展示スキルは最近のカードショップの方がお上手な様子。
オークション参加当日の話
オークション当日は、平日だったり、開催告知してから期間が短かったりのせいなのかは思ったほど現地に人はおらず、どちらかと言えば関係者の方が現地に多くいた。
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ただ、オンライン入札には人が多く待機していたようで、入札コールが会場の人数と比較してかなり多い印象。
やはり老舗のオークションハウスだけあって、ハウスルール説明も最低限で、あとは会場の雰囲気に合わせて適当に遊んでみてねというような感じで、初心者のぼくにとっては少々分かり難かった。ただ、流れさえ理解してしまえばそこまで難しいような感じではなく、なんだかんだで満足できる価格で2点落札することができた。
案外、僕達が想像しているよりもリアルオークションは取っ付きやすく、入札に苦戦を強いられるようなことはなかった。思ったより、ハードルは低い。
オークション参加終了後の入金とか
さて、ここからがあまり馴染みのない文化だったのびっくりしたことのご紹介をしようと思う。こういったオークションハウスの場合、出品者側も購入者側も落札された金額から手数料として約15%をオークションハウスに支払わなければならないとのこと。
マジか。
ヤフオクとかメルカリだと、販売した出品者が手数料10%を運営サイト側に支払えばそれで済むので、いつもの感覚でオークションに挑むと、危険だ。そこだけは要注意。
オークションハウスとコレクションカードの親和性
ここからは話題が変わって、次のステップに進みつつあるコレクションカード業界はオークションハウスという媒体を吸収し、進化することができるか?という本題になるのですが、まずは現状での問題をさらっと書き出してみる。
①手数料の問題
オークションハウスという存在を取り入れるに当たって最初にぶち当たる問題は手数料の高さだ。これは元々、バイヤーズプレミアムと呼ばれる海外での税制の名残りで、その結果として前項で取り上げたような高額な手数料になっていたりする。
正直、僕達がよく利用するカードショップ、ヤフオク、メルカリ等の存在を考えると、よほど希少なコレクションカードを落札しようと思わない限り、この手数料の高さはかなり足を引っ張る。古くから存在するオークションハウスだと、この部分を弄るのはかなりしんどいはずだし、そもそも、そこまでしてコレクションカードをオークションハウスで扱いたいかと考えると、既存のオークションハウスにとってあまりメリットがないような気もする。
②コレクションカードをオークションハウス経由で購入するという文化がまだ浸透してない
オークションハウスでコレクションカードを購入する経験が殆どのコレクター様方にとって馴染みがないのは間違いない事実である。まずはオークションハウスでコレクションカードを購入するという体験を充実させなければいけない。文化を根付かせるというのはかなり骨が折れるし、文化が根付く切っ掛けになった動機もオーガニックなものでなければならない。動機は不純なものであってはいけないのだ。文化とは、文化となりうる要因の中でそこから不純物を取り除いた先にのみ存在する。
※ダイレクトマーケティングみたいになってしまうのですが、TCGオークションもそれを目指していると思われる。
・オークションハウスの文化を取り入れるメリット
前項で語ったように、動機は不純物を取り除いたものでなければいけない。これも間違いのない事実だ。そうなるとオークションハウスの文化を取り入れるメリットをしっかりブラッシュアップしていかないといけない。メリットを洗い出してみよう。
①高精度化する偽造カードに対抗するための専門性の高いスタッフの確保、関連する教育環境を確保するため。
ぼくの記事でよく取り上げる偽造カード関係の記事とかを見て頂けるとわかるのですが、かなり年々偽造カードの製造技術が高まっており、特にMTG(マジック・ザ・ギャザリング)だと新弾が発売される前から超高精度なものが流通したりと、非常に大変な状況になっている。海外だと遊戯王でも似たような事例は発生しており、レリーフシートの流出なども発生しているようだ。
これは私達コレクターに対しての冒涜であり、文化の破壊であり、カードゲームに触れる全ての関係者への殺人行為である。これに対抗するには偽造カードについての探求、カードゲーム顕界で働く全スタッフのスキル向上が必須になってくるわけだけど、よくカードゲームショップで募集しているような時給1,100円程度で雇われている人材にそれを求めるの非常に難しい。この善意に依存した仕組みは非常に脆く、プロフェッショナルと呼べる人材を確保、収容、保護し続けるにはそれ相応の予算が必要になる。それ等を確保するためにオークションハウスが存在しているのなら、至極自然な文化だと言える。おそらく、オークションハウスに求める文化的な役割はこれではないだろうか。と個人的には考えている。
コレクションカードは美術品というカテゴリに食い込めるのか
コレクションカードを美術品というカテゴリに食い込めるのかというのは、正直、カードゲーム全体にスポットを当てると難しい。ただ、特定のカテゴリに絞るとそうとも言い切れないし、実際に一般(?)の感覚を持った層からも特定のコレクションカードに対して【美術品じゃん!】と認識してくれている層が現れ始めている。
印刷物は美術品として認知されるのか
個人的にコレクションカードを印刷物呼ばわりされるのは暴言そのものではあるのですが、過去にそういった議論があったので、、印刷物(コレクションカード)を美術品として扱えるのか問題については、やはりラッセンという存在を語らない訳にはいかないのだけれども、本気で取り組むと、非常に長い文章になってしまいますのでこれについてはまたの機会に記事にできたらと思います。
コレクションカードが美術品と同等の目で見られる日が来るのか?
これまでの話や、ラッセンという事例が存在する以上、特定の種類に絞れば十分ありえるかなとは考えています。取り敢えず、今日はここまでにします。続きはまた次回書かせてもらえればと思います。